【不妊治療】凍結胚盤胞を更新するのにてこずったお話

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番外編で書くほどのことではないと思っていたのですが、予想外の展開になり想定外に手こずり案件になりました。
他の誰かが同じ轍を踏んで時間を浪費されないように、参考になればと思い記事にすることにしました。

第一子の不妊治療を体外受精までステップアップさせた私たち夫婦は、無事に受精・胚盤胞まで育った6個の受精卵を京都市にある足立病院さんで「凍結保存」いただいています。

保存期間は、一年ごとに更新が必要でMAX3年間までです。
凍結したのは2023年6月24日ですので、最大で2026年6月24日までということになりますね。

一回目の胚盤胞移植を試みたのが2023年9月4日で、この受精卵が幸いにも着床し育ってくれて、出産予定日は2024年5月22日となりました。
その後、予定帝王切開で2024年5月9日に出産しました。

そして迎えた一回目の更新日。

下記のようなショートメールが足立病院さんより届きました。
※一部を抜粋(更新を希望しない方向けの文言も記載されていますが、連絡先なども載っているので省きます)

足立病院生殖医療センターよりお知らせです。当院における凍結保存管理(2023年6月24日凍結分)の契約がまもなく終了します。2022年4月より生殖補助医療等が保険適用になりましたが、凍結胚の更新は妊娠成立または出産された場合、保険適用外です。
自費にて保存継続をご希望される場合はこの画面をスクリーンショットしてご来院、診察券持参の上お支払いください。【1年間の凍結保存料 33,000 円 税込 】(手続き期間は契約期間終了から1ヶ月以内です。)
現在当院で不妊治療通院中の方は保険適用となる場合がございます。外来受診の際、医師にお申し出ください。保険での更新可能期間は契約日が過ぎてから1ヶ月以内となります。

このショートメールの受信日は2024年4月23日となっていましたので、早めにご連絡くださっていますね。安心します。
ということは出産前に受け取っていたのかぁ。

私たち夫婦はうっすら二人目のことも考えていましたので、迷いなく一回目の更新を行いました。
この時は確か、妊婦検診の後に不妊治療外来の受付に立ち寄りスクショ画面を確認いただいてお金を支払うだけで済みました。
※妊娠中で、不妊治療は受けていないので自費 33,000 円 税込で更新

なるべく妊娠が隠れるようにすることと、「妊娠しています」のキーホルダーなどが眼に入らないように配慮しました。
不妊治療に来ているのに、絶対そんなの見たくないですもんね…。
幸い元から太めの体型なので、妊娠してるとわかりにくかったと思います。(幸い???)

こんな感じで一回目の更新(2024年6月25日~2025年6月24日までの保存)はすんなり行えました。

さてさて、問題は二回目の更新でございました。

二回目の保存の終了を知らせるショートメールが届きました。
受信日は2025年4月25日でした。昨年と変わらないですね。

このメールを受診したのもあり、本格的に夫婦間で話し合い、第二子を検討して通院を再開させることにしました。

通院再開から二回目の受診時に、更新をしたい旨を受付に申し出ました。
そうしますと、受付から下記の回答いただきました。

通院をされている最中なので、保険適用で更新ができます。
しかし、それには保存期限が過ぎてから一ヶ月以内でなければできません。
2025年6月24日以降に更新手続きをお願いいたします。

とのことでした。

この時、外来子宮鏡検査で来院が決まっていたものの、それは6月17日でしたので更新可能期間外。無念。

外来子宮鏡検査を受けて、子宮に何も問題がないことが判明し、もう移植に入れることで安心しきっていたために凍結胚の更新のことが頭から抜けたまま7月を迎えておりました。

やばい!と焦り、夫が休みの土曜日にでも受付に行き手続きすればいいわ、と軽く考えていた私。
夫に土曜日に受け付けてもらえるのか電話で聞いたら?と言われ、電話しました。

すると、下記の回答が。

手続きにだけ来られると、自費扱いになります。
保険適用させようとなると、医師の診察が必要になります。
次に移植される段階ということで、特に診察の必要はない状況かと思いますが、そのような条件がありますので診察を受けてください。

なんだってーーーーーー!!

やむなし、と義母さんに第一子のお世話を頼むことにして診察を予約しました。
もう治療をしてるんだから、24日さえ過ぎてればいつでもいいんだと思ってたわ……。

迎えた診察日。
まだ今週期の生理もきておらず、ただ凍結胚の更新にだけ来たぐらいのつもりでしたので医師と話して終わりくらいのつもりでいたのですが、普通に内診に呼ばれました。(そりゃそうか)

「まだ生理来てないんですね。夫婦タイミングはいつありましたか?」
「覚えてません…」
「何曜日くらい?」
「全くもって覚えてません…」

アホな回答しかできぬまま、内診が始まりました。
内診では妊娠しているかわからないので、尿検査しましょうという流れに。

この時点でのぶっちゃけた本音。

してるわけないから!!!!
こちとら人工授精二桁レベルで失敗した民だから!!!
体外受精でやっと妊娠した身だから!!!!

尿検査するも陰性とのアンサー。
いや誰よりも知ってましたが?????

そして、夫婦の都合で夏場の生理が来たタイミングで移植を希望している旨を伝えて、「じゃあ次回移植のスケジュールを立てるということでOKです。生理5日目以内に受診してね」で終わりました。

ミッション達成だわと、ホクホクしながら受付に向かい、会計時に「凍結胚の更新をお願いします」と言うと急に状況が一変しました。

「更新したい旨は医師に伝えましたか?」
「???伝えた……というか…移植が決まったので…」
「え?更新のことは?」
「更新したいとは言ってないですが…」
「少々お待ちください」

慌て始める受付さんたち。
数人がいろいろ話し始めた。

え???
そんな大事????

青ざめて待っていると、奥から別の受付さんが出てきて呼ばれました。

医師に更新を伝えて許可された方しか更新はできません。それで、午前の診察はつい先ほど終わってしまったので、午後からの診察にお話いただければ更新できるのですが…午後の診察開始は一時間後です。もしお時間がないということであれば、後日また診察に起こしいただくようになります。でも24日を過ぎると更新できなくなるので、それまでになりますが」

とのことで。

え?????

ええ??????

えええええ?????????

そんなことある??????????

更新のためだけに診察にきたような状況なのに、「更新したい」と言ってないから許可は下りてなくて、更新できませんってこと?????

そんなアホみたいなことある??????

いやだってよ??
前回の外来子宮鏡検査の時点で、次回移植できますねで終わっているんよ?
で、移植目的でもなく来院してるんだから、目的なんて凍結胚の更新じゃん?
事前に電話問い合わせだってしてるじゃん???
つーかさっきの診察で移植確定したじゃん???
更新せんと、どの受精卵を移植するっていうんよ。
残存受精卵の数だって確認したじゃん。
更新せんといけんってそちらが認識してることじゃないん????

もう本当に意味がわからんかった。
人生五本の指に入る勢いで意味がわからんかった。←

子供一人いるだけで予定を合わせるって本当に難しくなって。
なので簡単に24日までにまた診察に来てって、そんな簡単なことじゃなくて。

泣く泣く一時間待ってもう一回、診察受けることにしました…。
一時間待つっていってもね、あれですよ、病院内で待たせてもらえるわけじゃないですからね…。
猛暑の中、外で待つなんてありえないので最寄りのスタバに逃げ込みました。

一時間後、病院に戻り15分くらい待って呼ばれました。
内診はなく、すぐに医師に会えました。
「すみませんね…じゃあ、更新ということで。次回は移植のスケジュールを立てていきましょう。それじゃ」
と、ものの10秒くらいで終了。
さきほどはなかった「更新します。凍結日〇年〇月〇日…」と書かれた緑色の紙を受け取りました。
これがどうやら必須アイテムだったらしい。

会計でやっと更新が叶い、晴れてミッション達成と相成りました。

いや~~~~~~~~~

下手こいた~~~~~~~~~~~~

なんとか文句を言わないように堪えましたよ。
病院や役所は、ダメと言われたらダメって場所だという認識なので、文句を言ったところで通らないのです。
せめてクレーマー扱いされないように努めることしかできぬ。

そもそもめちゃくちゃお世話になってますし、普段は何も不満のない病院ですからね。
我慢しますちゃんと。

しかしまあ、更新を考えてる皆さんお気を付けください。
きっとこれ、別に足立病院に限ったことじゃないと思います。
保険適用をさせるにあたり、国のめんどくせえなんか制限だとかルールがあるのだと思います。

更新についてまとめます。

・保存期限を知らせるショートメールが届く
・手続きできる期間は、契約期間終了から1ヶ月以内
・自費で更新する場合、不妊治療はしていないくてOK
・保険適用させるためには、不妊治療中であることが必要
・手続き可能期間中に、診察の上で医師に「更新したい」と伝えて(口頭で!)許可をもらう
・会計時にショートメールの画面を見せて、支払う

何度も通院しなくていいように、お気を付けください!

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