あらすじ
「ショーシャンクの空に」は、スティーヴン・キングの短編小説「刑務所のリタ・ヘイワース」を基にしたドラマ映画で、フランク・ダラボンが監督を務めています。主人公アンディ・デュフレーンは、妻とその愛人を殺害した罪でショーシャンク刑務所に送られますが、彼自身は無実を主張し続けます。
刑務所内では、囚人のレッドと親しくなり、2人は長年にわたる友情を築いていきます。アンディは自身の会計スキルを生かし、刑務所のシステムを改善し、看守達からも信頼を得ることに成功します。しかし、彼は常に自由への望みを捨てず、その想いは最終的に驚くべき脱獄劇につながります。
映画は絶望的な環境の中で希望を見つけ、持ち続ける力と友情の美しさを描きます。長い年月を経ても変わらぬ人間の精神と、自由への不屈の志を通じて、観る者に深い感動を与える作品となっています。
旦那 ★★★★★ ★★★★★
さすが名作
この映画は古い映画だが、映画ランキングにはよくランクインされているため、題名は知っていた。言葉があんまり出てこないが、名作といわれているのには納得した。
最初にハンマーを調達してから、最後に脱獄するまでほとんどハンマーの登場がなかったため、まさか脱獄するなんて思いもしなかった。それまでにブリックスが自殺したり、チンピラの人が殺されたりといろんなことが起きたのですっかり頭から抜けていた。ロープを調達したとき、自殺するか、所長を殺害するかのどちらかで使うのだろうと思っていたが、まさか荷物を運ぶために使うとは全く考えもしなかった。
ブリックスやレッドの言葉にはずしっときた。刑務所に40年や50年もいたら、確かに社会に出るほうが不安になりそうだ。釈放されたからといって心から喜べないのは悲しいけど、すごく納得した。
最後の終わり方が粋で大変好みであった。とってもきれいな海で二人が出会うシーンで終わるのが個人的にはうれしかった。一瞬バスのシーンで終わるのかなとも思ったけど、ちゃんと二人が出会えてエンディングになって、僕としては100点の終わり方だった!
嫁 ★★★★★ ★★★★★
泣きすぎて眼が痛い
いい映画の代表といった形で昔から題名は知っていた。結論から言うと、心に刺さるものがあった本当に良作だった。
なんというか…終盤、モーガン・フリーマンが40年近くショーシャンク刑務所にいた中でいつもの仮釈放許可を得られるかの面談のシーンの長い台詞のところが刺さる刺さる…。「一日だって悔いない日はない。刑務所に入れらたからじゃない。ただの若造だった。恐ろしい罪を犯した若造だ。その若造と話がしたい。いろんな話を。伝えてやりたい。でもそれは叶わない。残ったのはこの老いぼれだけだ」こんな内容だった気がするんだが…。どうあってもその時の時間の自分に、未来の自分が何かを伝えるかなんて到底無理な話で。大人になってから見てよかったなぁと、このタイミングで見てよかったなと思える映画だった。
所長が途中から本当に最低な人で、天罰下れ~と思いながら観てたから想像以上の天罰で、主人公の有能さに脱帽した。爽快だった。
長年の映画鑑賞の感覚で、ラストはアンディに会いにいったレッド、たぶん会えたであろうっていうバスのシーンでブラックアウトしていくんだと思ったら、まさかの!ちゃんと美しすぎる太平洋の海のそばで二人が笑顔で再開してハグするシーンまでしっかり映してくれた。これにはびっくりした。この手の映画はラストはぼかしておくと相場が決まっているのに…とかなんとか思いながらWikipediaを読んでいたら、なんと監督は当初再会シーンまで入れるつもりはなかったらしい。でも、入れた方が結果的に受けはよかったそうだ。前にTwitterでも見たんだが「創作してる人は肝に銘じておいてほしいんだけど、読者は創作者の思っている以上にダメージを受けやすい。そうでもないと思っているシリアスな場面も読者にとっては考えている以上にキツイものに感じられている。ハッピーエンドが望まれているということを」ってのを思い出したりした。ショーシャンク関係ない話だけど記録しとく。
いや~~~……いい映画だった。(Fin.)
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