どうもこんにちは、しろ葡萄です。
ついに無限城に!入城できました!(そして出られなくなった)
ボルテージが上がっている今のうちに、内容を覚えている今のうちに、感想をしたためておきたいと思います。
鬼滅の刃の原作全巻を所持している我が家。
たまーに読み返したくなり、本棚から引っ張り出して読んでいます。
鬼滅の映画を観に行くのは今回が初めてで、これまではアニメを追いかけていました。アニメのクオリティ半端じゃない。遊郭篇の最後「絶対に諦めない」の回は一体何度みたことやら。天元様が復活して、攻撃止めてくれるシーンは本当に「ひっ」って声が出ましたわ。「勝ちにいくぞ!」からの、音楽と攻撃の応酬はまじでやばい。
無限城篇からは最終血戦(公式にこう表現されているらしい)ということもあり、城に入ればもう戻れない。もう日常パートなどない。宿敵、鬼舞辻無惨様を葬るまで止まれない。
前にXのポストで見かけた「パパは無惨に様をつけてるから、敵なの?」みたいな内容のポストとても好き。
わかるよパパ。様、つけたくなるよね。
今回の映画は猗窩座再来とあったので、「あっ猗窩座に主にスポットあてるのか~」と思ったのが初手感想です。
ところがどっこい。
原作ファンにはとっても嬉しい。
アニオリの絶妙な補完を挟みつつ、ほぼ全てを映像化してくれていました!!すごい!!
なのでボリューミーになるのもうなずけます。
あまりにも上映時間長すぎるんじゃ…?
そう思った方も少なくないでしょう。
でも圧倒的な映像美、素晴らしい音響、声優さんたちの名演技…どれもがバランスよく最高峰の出来栄えなので、長いなんて全く思わなかったです。むしろ猗窩座が消えていって、「あっ、やばいやばい終わる終わる、残ってるポップコーン食べなきゃ!」と焦った私がここに。
まさしく世間の評価・評判もよく、2025/9/1(月)時点のYahoo!ニュースでは
アニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が、公開から45日間で観客動員2110万2792人、興行収入は299億8348万3800円を突破した。
『鬼滅の刃』の映画シリーズが日本映画史のトップ2を独占しようとしている。
とあった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f02fdd026827865671ec89d5e9f94ac4b2d067d
平成一桁ガチババアの筆者は、世代なのもあって2位の「千と千尋の神隠し」はリアタイで映画館に足を運んだ。DVDも発売すぐに購入したのもあって、特典として「ハクのおにぎり」がついてきた。もちろん模型である。(あのおにぎりどこいった?)
平成生まれとはいえ、感覚的には「タイタニックが一番じゃね?」な私としては、鬼滅の映画が1位、2位だなんて衝撃も衝撃だ。
でもその衝撃が「納得」になるくらい、この映画はすごい。
映画館に観に行って全く損じゃない。いや本当にまじで。
年々、アマゾンプライムやU-NEXTのような映像配信サービスが充実する中、映画鑑賞料金も上がり…「映画館で見なくても、ちょっと待ってりゃアマプラでやるでしょ」が口癖になりつつ人も多いでしょう。(我が家もそう)
でも!!
これは!!ぜひ行ってくれ!!
前振りがあまりにも長くなりましたが、ここからは映画のストーリー順に感想を綴りたいと思います。
序盤
みんなが無限城に落っこちてきたところからスタートしましたね。
鬼殺隊士達目線だと「こんなスピードで落ちてんの!?」とちょっとハラハラさせられます。
それにしても無限城、綺麗だな~(うっとり)
炭治郎を投げ飛ばしながら、同じ場所につなぎとめてくれる義勇さんさすがすぎる。二人が一緒に行動してくれたので、猗窩座との戦いを制することができましたね。
モブ隊士達が頑張って柱を行かせようとしてる姿、丁寧に描いてくれていてよかったです。
VS童磨戦
わ”ーーーーーー!!
童磨との戦闘場所が、あれ…睡蓮かな?が浮かんでる場所で、原作でも趣あって良い~と思ってましたが。さすがのクオリティでした。場所が綺麗すぎる。だからこそ、童磨に喰われてる女性たちの亡骸や血がそこの雰囲気から逸脱しすぎてて不気味さ満点なんですよ。怖い。
ところで、あの。童磨の声優さん、宮野真守さんの演技…エグくないですか?(褒めちぎってる)
あんなに優しそうに喋ってるのに本当に寒気がするほど怖いんですよ。どうやったらあんな声出せるの。映画館の大音響で響くあの声…思い出してもぞわぞわします。優しい口調の背景にある、禍々しいものを隠してない感じ。
童磨に遭遇してから、しのぶさんのカナエ姉さんを失った過去回想を挟みつつの展開。
姉の言っていた特徴と一致し、姉を殺した鬼だとわかってからの激昂。ここもしのぶさんの声優さんである早見沙織さんの演技がピカイチでしたね!
「この羽織に見覚えはないか!」のところの叫びは心臓にきました。
そしていよいよ始まる戦闘シーン。
えっっっすごっっっ……
と、もう本当に小学生みたいな感想しか湧いてこないほど圧巻です。
童磨に最初に毒を打ち込んでから分解するシーンの宮野さんの声ですよ、ここも鳥肌もんです。血を吐いてる声もリアルさ満点で、「え?本当に吐いてる声取ってる?」と思った。
連続で毒を打ち込むしかないと突っ込んだしのぶさんが、実は致命傷レベルで斬撃を入れられてたとわかったシーンは見てて絶望しました。ヒェッて言ってしまう表現だったな。
「ごめんね。中途半端に切っちゃったから苦しいよね。今楽にしてあげるから」
と、一見優しいのにいちいちズレてる童磨。
実際いるよね、こういう男。←
しのぶさんの命尽きる最後の攻撃は、よくそこまで重症負いながら出せたようなあと思うほどの威力でした。天井に上弦の弐を突き上げるってすごくない?
身体が小さい分、得られなかったパワーを速さで補えるほどの鍛錬を積んでこられたんですね。
もちろん薬の研究なんかも欠かさずね。
今回の第一章では童磨戦の前半部分だけでしたので、アニメと映画で追いかけてる人は本当にしのぶさんが無念のうちに…仇をとれずに死んじゃったと思われただろうな。
一方、原作でこの後の展開を知っている私的には、しのぶさんが自分を取り込ませることで毒を与えて童磨を殺そうと画策していたと知っても、しのぶさんとしてはその方法じゃなくできれば刀(仕込んだ毒)で倒したかっただろうなぁと思いました。
もしここに最初からカナヲと伊之助がいたとしても、おそらく全身に藤の花の毒をもっているしのぶさんを取り込ませない限り倒せなかった相手だったでしょうね。原作でも二人揃ってその鬼に遭遇したら、私は喰われて死ななければならないって言ってたものね。
カナヲが駆け付けた時には、既に勝負はついててしのぶさんが取り込まれてしまうところで…そこでもカナヲはかなりの抵抗を見せていたので(当然だが)、もし最初から居合わせていたのなら「例の作戦を実行します」ってまだ息のあるしのぶさんに言われることになるので、よりキツかったのでは。
そういえば、しのぶさんが全身に毒を巡らせた自分を取り込ませることで鬼を確実に殺す…この命の犠牲ありきの感じ、HUNTER×HUNTERでの貧者の薔薇(ミニチュアローズという名の核兵器)を発動させるネテロのおじいさんを想起しました。
戦闘場所の美麗さ、童磨としのぶさんの声優さん達名演技、戦闘シーンの迫力…最高すぎました!
VS獪岳
わ”ーーーーーー!!楽しみにしていた善逸の活躍シーン!!!
ついに映像で見られるのが嬉しい!と大興奮でした。
柱稽古篇の終盤から、入城の際も…善逸というキャラクターからは想像できないシリアスな雰囲気を纏っていましたが、それも「じいちゃんは腹切って死んだ!」の叫び声を聞けば納得です。ここの下野さんの演技よかったなあああ。
一方で獪岳を演じられる細谷さんも、これまた感情籠る名演技でした。どうしようもない怒り、コントロールの効かない感情が込められていた。
善逸の獪岳に対する「幸せを入れる箱に穴が開いてる」という見立て、言葉の表現も含めて好きだなーって感じます。善逸って親に捨てられ、女に騙され借金してたところをじいちゃんに拾われたんでしたよね。そう思うと彼のここまでの人生も、それなりに悲惨なので性格捻じ曲がってそうなのに、獪岳と違うのはやはり生来の根が違うからでしょうか。
獪岳は「自分を正しく評価するやつが善」と言ってましたよね。周りと比べられ、劣ると評されるのを嫌う。しかしまあ、実際じいちゃんが獪岳を雷の使い手の継承者とすると言ったとしても「どうせテメェは本心ではこのカスに継がせてえんだろうがクソジジイ!」とか言ってそうなので、結局は自分の中で自分を位置付けてしまっているくせに他人のせいにしているような感想を抱きました。
「あんたからは、いつも不満の音がしてた」
っていう台詞が謎に突き刺さりました。
ほぼ見透かされてるよね、音でね。(主人公は匂いでわかるようで…みんなエスパーかな?)
ここの戦闘シーンは、さすが雷の使い手同士の戦い。火花が飛び散り、雷鳴が鳴り。しのぶさんの時とは違うスピード感溢れる感じ。
そして!!!何よりね!!!!
あの善逸が自ら編み出した雷の呼吸・漆ノ型・火雷神(ほのいかずちのかみ)のシーンは鳥肌ものだった!!!!
いや、映像の迫力もえげつないんですけど、音楽ですよ音楽!!!
なにあのリズム感。
とんでもねえもんがくるって、音でわかる。
さすが、耳のいい善逸の活躍シーンだから?(???)
いやあ、獪岳倒した瞬間の映像と音は大変印象に残りましたね~。
愈史郎と村田
落ちていく善逸を愈史郎がサッと回収してくれるの、見ていて本当にホッとします。(ありがとう)
ここの村田とモブ隊士二人と愈史郎のやり取り、この極限状態の戦場においては突然の日常回のような空気でなごみます。
そうよね、このあたりで一回休憩挟まないと心が持ってかれるよ。
だってこのあとに「役立たずの狛犬」見ないといけなんだぜ???心がもたんて。箸休め必須。
銀魂のようなとんでもないギャグの応酬というわけではないものの、鬼滅作品全体で考えるとわりと面白く笑えるシーンだった気がします。
村田さんが義勇と同期設定なの、いいですよね。
つまり村田さんも21歳ってことなのか。
この無限城において、愈史郎の力が大活躍ですよね。
彼がいなければ情報伝達もできなかったわけですので、鬼殺隊への貢献度半端ない。
なんと、肝心の猗窩座との戦いの感想をぶちまける前に5000字越えてしまいましたので、記事を分けようと思います!
中身のない文章を一挙に5000文字も綴れるの、妙な才能ですわね。(わめいてるだけ)
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
後半記事もよろしくお願いします。
2025.9.14追記 後半記事書けました!



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