【育休レポ】男性で半年間育休を取ってみた。0ヵ月目③

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初めに

前回の記事では出産後から退院までの期間について書きました。本記事では退院後から1ヵ月検診までについて書きたいと思います。

これまでの記事もぜひ見てください!

退院後初日

自分の子供と一緒に家に入った瞬間、ようやく子供が生まれた実感が少し湧きました。入院中は接する時間が短く、病院という特別な空間だったため、あまり実感できていなかったのです。自分の家に子供がいることが、なんとも言えない不思議な気持ちになりました。言葉で表現するのが難しいですが、嬉しい気持ちだったと思います。

これから育児が始まるという新しい気持ちと、入院中から感じていた我が子への愛情が、大きな刺激となっていました。入院中は1日最大2時間しか会えませんでしたが、これからは24時間ずっと一緒という事実がとても嬉しかったです。

家に帰ってから赤ちゃんの様子は病院にいた頃と特に変わりませんでした。基本的には寝ていて、お腹がすくと泣いてミルクを飲む、というのが1日の大まかな流れでした。おおよそ2、3時間ごとに泣いてはミルクを飲む、という繰り返しでした。初めはミルクを与えたり、おむつを替えたり、抱っこしてあやしたりすることが新鮮で幸せに感じていましたが、それも本当の最初だけでした。

初日の夜、赤ちゃんはこれまでと変わらず2、3時間おきにミルクを飲むので、それがとても大変でした。子どもが生まれるまでは規則正しく夜にベッドに入り、朝まで寝ていたので、深夜に起きて行動しなければならないのが本当にしんどく、これから子供が大きくなるまでずっと続くのかと初日の夜から軽く絶望しました。

退院後の初日を終えた感想としては、我が子が愛おしいという感情よりも、夜に起きなければいけないという苦痛の方が上回りました。入院中は100%「愛しい」「かわいい」だったのに、初日の時点ですでに「辛い」「しんどい」という感情が半分くらい出てきました。

退院後から2週間まで

育児分担について

退院後は特に役割分担を設けず、手が空いている方がミルクを与えたり、おむつを替えたりしていました。母乳も与えるため、妻が母乳を与え、私がミルクを与えることが多かったです。退院後の約1ヵ月間は私の両親と暮らしていたので、母(父は仕事あり)にすぐ頼れる状況でした。母もおむつやミルクを手伝ってくれました。

唯一、沐浴だけは私が担当していました。最初はうまくできずに苦戦し、終わった後はぐったりしていましたが、何度も繰り返すうちに慣れてきました。それでも洗い終わった後はいつも汗が出るほど緊張していました。

妻はまだ術後の傷もあったので、家事や買い出し、子供の各種申請は私が担当しました。

育児に対する気持ち

初日以降も慣れない育児と漠然とした不安でかなり辛かったです。赤ちゃんは泣くことでしか意思を伝えられないため、何をしてほしいのかを親が推測しなければなりません。また、おむつが汚れていても平気な顔をしていることがあるので、赤ちゃんが必ずしも泣いて訴えるわけではないとわかりました。

母乳の飲んだ量を測るために赤ちゃん用の体重計を購入し、ついでに赤ちゃんの体重も気にしていました。我が子は比較的小さめに生まれたため、ちゃんと成長してくれるか心配でした。助産師さんのところにも数回通い、初回に「赤ちゃんの1日平均の体重増加が少ないので、頑張ってミルクや母乳を与えてください」と言われたときはショックを受けました。自分たちの育児がうまくいっていないのかと反省し、ミルクを与える間隔や赤ちゃんのペースを考慮しつつ、根気よく飲ませ続けました。

これらのことがあり、退院後から2週間検診までは一番精神的に辛かったです。自分たちの生活リズムの変化と育児に対する不安が重くのしかかっていました。毎日ただただ時間が過ぎ、無事に我が子が成長してくれることを祈っていました。

仕事に対する気持ち

育休を取っている間も、仕事から完全に離れるのではなく、1日1時間くらいは勉強しようと思っていましたが、全く気力が湧きませんでした。幸いにも両親が育児を手伝ってくれていたので、やろうと思えば勉強する時間はありましたが、体力を回復させたいという気持ちが勝っていました。結局、1か月検診が終わるころまで全く勉強に手がつけられませんでした。

子供が生まれたことで、自分が大黒柱としてしっかり稼ぐ必要があるという強い気持ちから焦りを抱えていました。我が家では妻がバリバリ働いて共働きする予定はないため、自分がしっかり稼がなければというプレッシャーがありました。また、数日前まではバリバリ仕事をしていたので、自分の引き継いだ仕事が気になってしまいます。フルリモートの環境なので、同僚の仕事状況を確認できることもあり、気になって確認すると、より焦りが募りました。置いて行かれてしまうのではないか、自分の戻る場所は本当にあるのか、と心配になる一方でした。

こればかりは耐えるしかないように思います。今でもどのように対処すべきか分かりません。育休を予定よりも早く切り上げることも考えましたが、それは最終手段です。やはり自分の子供の育児にできるだけ関わりたいという気持ちがあります。たった半年間の育休であり、子供の成長を間近で見られるのは今だけだと自分に言い聞かせ、焦る気持ちを何とか静めています。

2週間検診から1か月検診まで

出産した病院では1か月検診のほかに2週間検診も行われていました。身体測定や肌、おへそのチェックなどがありました。また、2週間検診では医師の診察のほかに助産師さんによる相談時間もありました。

2週間検診で一番嬉しかったことは、1日平均の体重増加が問題ない数値になっていたことです。無事に成長していることが分かり、本当に安心しました。また、3時間おきにミルクを与えていましたが、赤ちゃんの起きるペースに合わせてミルクを与えるで問題ないことも教えてもらいました。寝ている赤ちゃんを無理に起こさなくて良いだけで負担が大きく減りました。

2週間検診を過ぎるころには少しずつ育児に慣れ始めていましたが、それでも分からないことが多くありました。自分が行う対処が本当に子供にとって良いことなのか判断できず、不安でした。

そこでネットで新生児のQ&A的なリストを読み漁りました。その結果、おおよその不安がなくなりました。自分にとっては分からないことが不安やストレスになっていたので、知識を得ることで育児に対する自信も少しずつつきました。それでも100%の不安が取り除かれたわけではありません。結局はなぜ泣いているのか、何度も何度も試してもいまだに分からないことが多いです。

私が参考にしたサイトを下記に貼っておきますので、良ければご覧ください。

1か月検診が近づくころには、赤ちゃんの成長も実感できるようになりました。特に沐浴を毎日していると、沐浴の浴槽がぎりぎりになっているのが分かりました。また、大きさだけでなく体重も確実に増えており、片手で体を支えながら洗うのに一苦労でした。

2週間検診から1ヵ月検診までは大きな不安はありませんでしたが、育児が大変だということを改めて実感しました。

そして1ヵ月検診ではついに外出と大人風呂の入浴許可が出ました。また、入院中に検査した先天性代謝異常検査の結果も伝えられ、幸いにも1つも異常がなかったので安心しました。

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