【映画感想】『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』を鑑賞してつらつら②

映画感想

どうもこんにちは、しろ葡萄です。
出られなくなった無限城。最終の第三章は一体何年後??我々はいつ脱出できるのか??(生きて脱出できますように)
感情が高ぶって収拾つかなくなったので原作最後までまた読んでしまいました……なんかズルした気分だ。
さておき、感想後半戦をお届けしたいと思います。

原作最後まで読了している人間が書いているので、映画の先の展開も書いてます。ネタバレご注意。自己責任でお読みください。

感想前半戦の記事はこちら。

今回は映画のタイトルにある本作のメイン、炭治郎&義勇VS猗窩座戦の感想をメインに他感じたことをもりもり書いていきたいと思います。

鬼滅の刃のアニメ・映画の魅力の一つは間違いなく声優さんの名演技なんですよね。
というのもこの作品に登場する声優陣、一人一人が他作品で主人公、もしくは主人公のすぐそばにいる登場の多いキャラを演じている…そんな方々ばかり。
だからもう台詞全部のクオリティが尋常じゃない。

声優の名演技といえば、進撃の巨人のアニメも叫び声・うめき声・泣く声、感情の高ぶりが表現されるシーンは鳥肌たつレベルですごいから見たことない人は是非見て欲しい。

目次

VS猗窩座

炭治郎&義勇VS猗窩座…つまりは、花江夏樹&櫻井孝宏VS石田彰ってことですよね??

えっ…えええ?????

耳への刺激が尋常じゃなくないか????

この声優の並びだけでも、やべえもんが始まるって気配がする。

今回の猗窩座戦での義勇は本当にかっこよかったです。「圧倒的強者を前に…」云々の心情を吐露しながら、左頬に水の波紋のような痣を出現させるシーンは印象に残っています。ここまで戦いに消極的に見えていた義勇が、ここで自ら前のめりに戦闘に向かおうとする姿勢が感じられてグッときました。消極的に見えるのは彼の光のない瞳や、淡々とした喋りによるものなのかな。
痣が出る直前の場面で、「俺は怒っている。なぜなら猛烈に背中が痛いからだ」って台詞なんだか可愛い。面白い。バトル漫画でこんな素直に敵に「猛烈に痛い」と言っちゃうのって見かけない。これも吾峠呼世晴先生のセンス…独特の感性なのだろうな。炭治郎の「長男だから耐えられた!!」もそう。私は次女だから耐えられん。すまん。

ところで、この冨岡義勇というキャラ。
黒髪、悲惨な過去を持つがゆえに瞳に光がない、切れ長の瞳、自責の念が強い(自分が死ねばよかったと思っている)、でも剣の腕は一流で本人の努力の賜物、鬼狩りの組織のトップ層である柱の一人(水柱)。
CV櫻井孝宏ときた。

好きにならんわけなくない???
好きになるしかなくない????

私の好きになる要素をピンポイントでどつきまわしてくるキャラである。言われるまでもなく最推しだ。私は黒髪切れ長眼の暗い過去もち男(だいたい公式でイケメン枠)が大好きだ。古くは犬夜叉の弥勒様とかね!!最近だと銀魂の土方十四郎とかね!!友人に「黒髪なら誰でもいいんでしょ?しかも大体イケメン設定だから、ただの面食いじゃん」と言われたことすらある。いいわけねーだろ!!!と返しつつも、推しに黒髪多いから困る。別に公式イケメンだから好きなんじゃない。好きな男が公式でイケメンなだけだ、しょうがねえだろ。
俺は悪くねえっ!!
映画銀魂THEファイナルの特典で、空知先生の描かれた義勇さんを引き当てた時は悲鳴を上げた。超かっこいい。しんどい。というか、銀魂の映画観に行ったファンが「何の柱出た?」って話してるの未だに面白い。さすが空知先生。

猗窩座戦でかなり消耗してしまった炭治郎と義勇が気絶するところで、二人のシーンは終わりましたよね。
あの煉獄さんをも死に追いやった猗窩座を二人がかりとはいえ倒した上で、五体満足で生き残れてる義勇すごくないですか??炭治郎が透き通る世界で覚醒するまでは、彼を護りつつですよ。

映画の特典冊子で花江夏樹さんが「猗窩座はこの二人だから倒せた」と書かれてあるように、猗窩座を真正面から倒そうとし…師の拳を思い出させた炭治郎、その炭治郎を護り抜いた義勇、彼のその姿勢から猗窩座は「護るために強くなろうとした」気持ちを思い出せた。この二人だからこそ辿り着けた勝利だった。煉獄さんの「俺は俺の責務を全うする。ここにいるものは誰も殺させない」という護る強さ、これも素晴らしく強いもので、やり遂げた煉獄さんはすごい。けれどこの場での。猗窩座戦においては、猗窩座が別次元の生命体になりかけていたため、やはり義勇の「炭治郎を護ろうとした」というのがなければ倒せなかったはずだ。

義勇はこの先の鬼舞辻無惨との戦闘で、最終的には右腕を失っています。
でもこの欠損もわりと終盤で。そこまでは堪えているので、かなりの耐久力、防御力を誇っていますよねー。

ここからちゃんと、猗窩座との戦闘を最初から振り返ります。(長いっつーの)

童磨戦、獪岳戦が終わったあたりで「やばいやばい、きちゃうきちゃう」とドキドキハラハラが止まりませんでした。
そのドキドキを助長させる地鳴りの演出!!!すごい!!!
本当に近づいてくると感じられる恐怖感の体験。え?私も今、無限城にいます???
猗窩座の登場と同時に、炭治郎の怒りもオーバーヒート。花江夏樹さんの叫びすごい。
ヒノカミ神楽で猗窩座の攻撃をきちんと受ける炭治郎。それに対してちゃんと賞賛する猗窩座くん。義勇も「柱に届くといってもいい」とコメントしていましたね。
これ、吾峠呼世晴先生の描く鬼滅の刃では炭治郎がまだ下の身分であるうちに鬼舞辻無惨との決着がついたので、鬼殺隊がなくなってしまったわけですが…他の先生が描く物語であれば炭治郎が柱になってから完結させた可能性ありますよね。
でもそうなると今いる柱達が大半やられてる可能性があるから、それもつらいなしんどいな。いや、結局大半やられちゃって完結するんですけども。なんといったらいいのかわからん。

さて、炭治郎が猗窩座と渡り合えると思ったところで、猗窩座が力を出してきます。猗窩座、超強い知ってた。
即座に義勇の剣技をほめちぎる猗窩座。名前を一生懸命聞きだそうとするの可愛いです。煉獄さんを勧誘したときのように猛アタック。それに対して、「俺は話すのが嫌いだから、話しかけるな」って返す義勇、可愛いです。

義勇が飛ばされてしまい、そのあと炭治郎と猗窩座が話すシーンですが。
「勘違いだよ炭治郎。俺が嫌いなのは弱者だけ」と笑顔で猗窩座が話します。「炭治郎」って普通に呼んでます。ちゃんと名前を呼ぶあたり、猗窩座がきちんと炭治郎を強者として認めているのがよくわかります。にしても笑顔が怖いですって、まるで童磨。

煉獄さんのことを「あれ以上は強くなれなかったかもしれない」という猗窩座。
煉獄さんのことですから、きっと遊郭篇で痣を発現した炭治郎の影響を受けて痣を出していたでしょうね。技がさらに向上されたかもしれませんが、もし無限列車で生き残っていたとしても猗窩座戦に再投入となれば、別次元の生命体と変わり首を斬っても死なない猗窩座を前にどうなっていたかわかりません。
無限列車で炭治郎、禰豆子、伊之助、善逸を生き残らせる…それが彼の使命だったのやもしれません。(うるせえやだそんなの悲しーーーー!!!!)

義勇が戦闘をしている間に、透き通る世界のヒントを得ようと記憶を辿る炭治郎。お父さんとの雪ふる夜のシーン、静かさの中に熱が籠っていた。斧構える父、かっこよすぎんか??

というか、炭治郎の父。
戦闘センスがありすぎる。
痣が生まれつきあり、呼吸を使いこなし(全集中の呼吸もきっと余裕)、おまけに透き通る世界までも見えるだと…????
もし鬼殺隊に入っていたなら、時透くんのようにものの一ヶ月とかで柱になってそうなほどの力量がある父だ。ヤバイ。病弱で早めに退場させられてるわけである。(悲しいけど!!!!)

あと伊之助との会話がヒントになっているのもよかったですね。

透き通る世界が見えるようになり、別次元にたどり着く炭治郎。
猗窩座戦はどちらかというと、この領域に炭治郎を導くためのもの…という感じで。透き通る世界を駆使して猗窩座とそこから斬り合いまくるというわけじゃないのが話のテンポを保っている気がします。中だるみしない。
「猗窩座ー!今からお前を斬る!」
『バカ正直に呼ぶとは!』
のところは義勇と同じ気持ちになりました。

ぶっちゃけ炭治郎アホなん!?って思っちゃいました本当に。(ごめん)

でも話の展開的には、正々堂々と相手を倒す…それが猗窩座の記憶の呼び起こしにつながる…なので大正解ではあるのですが。
鬼舞辻無惨との最終決戦では、愈史郎の姿を隠せる札を駆使していましたし…いつもバカ正直に正面から相手を斬りたいっていうわけじゃないんですよね炭治郎くんね。
この時ばかりは、「こうしなきゃいけない」って感じ取ったんでしょうか。
猗窩座の本質を見抜いていたのかもしれないですね。素直で実直で長男な彼らしい判断です。

猗窩座の過去はもうねーーあのねーーー石田彰ボイスであれはないって、キツイって、しんどすぎるって、やめてくれもうライフはゼロよ???
狛治の父親が首吊ったの時点でもう瀕死だったんですが、そこからの師匠と恋雪ちゃんを失ったあたりで、私も近隣の道場へ一緒に行ってました。生きてる人間が鬼のようなことをするものですね。原作本にこの辺の裏設定が書かれていました。毒をもってきた隣の道場の長男は恋雪ちゃんが好きだったとか。狛治に負け、狛治と恋雪ちゃんの婚約を聞きつけて正気を失ってやってしまった…そんな内容でした。
んーーーーー………こっちの長男は、長男なのに耐えられんかったらしいな。長男によるよなそりゃな。
でもないよーーーーー井戸に毒はないよーーーーーーーーーーー

恋雪ちゃんと狛治のシーンはどれも本当に素敵すぎました。原作の補完が最高すぎるんよ。動作一つ一つ細かい。恋雪ちゃんが圧倒的に可愛い。そして狛治のさりげない強い優しさ。あれは惚れる。
狛治がふと遊んでいたお手玉三つ。無造作に投げ出されたその三つのお手玉が、彼が失った父親、師匠、恋雪ちゃんを準えているのかと思うと心がさよならバイバイでした。

首を斬っても死ななくなった自分にとどめを自ら刺す猗窩座。切ない。
もう行こうとしたところで、猗窩座を引き留める鬼舞辻無惨。

ちょっともうお前黙ってて!!!

最後の最後で恋雪ちゃんが狛治に戻してくれて、そこでの狛治の「ごめん!!!守れなくてごめん!!」と泣きながら叫ぶシーンで大号泣する私。無理だぜこんなん。泣き倒す。
今回の映画で一番泣きました。

最終回で生まれ変わった二人がいたらご祝儀渡す。

なんというか…生き残ってくれてありがとう炭治郎、義勇。

産屋敷一族と隠のみなさま

父の意思を受け継いで、無限城での最終決戦に挑む産屋敷輝利哉様。
あんな妙齢で……
原作との違いといえば、隠の皆さんが書かれた無限城の図面を一生懸命貼り付けているところですが…いや~~~~良すぎる補完ですよねこういう細かいところ。
原作でも鬼舞辻無惨との城の外に出てからの戦いで、隠さん達の活躍がありましたし。
ちゃんと序盤から彼らの存在の布石をしてくるところ、さすがです。

はちゃめちゃな感想になってしまいましたが、ひとまず映画の内容を綴れて個人的には満足しております。
勝手な予想ですが、おそらく第二章はあれでしょ??童磨戦の後半部分(カナヲ&伊之助VS童磨)と、兄上(上弦の壱)との戦闘でしょう??ええええ????やばくない…????兄上の月の呼吸みれちゃうのやばくない???
というか兄弟ものにめっぽう弱い私、次の映画で息できなくなるくらい泣くのでは???
縁壱とのエピソード、あかんって。やめてけろ。(でもめっちゃ見たい)

楽しみが~~~~あるから~~~~生きていける~~~~~!!!

次も非常に非常に楽しみです!!!
必ず劇場で見ます!!!!

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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