【付き添い入院レポート】第一子が生後二か月で新型コロナウイルスに感染した話(京都市 京都第二赤十字病院)第二話

発熱、入院に至るまでの経緯はこちら。

さて、入院中にお子が病院側から受ける処置については詳細の記された用紙を渡されました。

頻繁に看護師さんが来たなーって印象がありますね。
点滴をしている間お子の身体の向きなど何かの拍子に点滴が上手く流れない状態になるとアラートが鳴り、看護師さんが確認に来られます

前回記事で書いていますが、お子は右手に指先点滴をしており、左脚には血圧計(?)をつけられていました。
なので、抱っこしてあやすとなると点滴の管に注意しつつ、血圧計機器の入った鞄を肩にかけて且つ血圧計の線にも注意しながらやらないといけない。
あと点滴アラートもならさないようにね!!!
ちなみにお子はぐずぐずして、通常の抱っこあやしでは泣き止まないときた。

やってらんねえこのミッション・イン・ポッシブル!!!

案の定、抱っこする度にアラートなるし…。
アラート鳴り止んだあと、なるべく体勢を変えないようにしなきゃならん。
おまけに点滴の袋のついたやつ(あれなんて呼ぶんだ?)をガラガラ引きながら抱っこなんて到底無理なので(横抱きだし)、室内を歩き回ることすらできません。
自分しかいないから室温調整もできやしない。風呂にも入れないのに汗だく。

なんていう名前の地獄かな?

0:30くらいに個室inして、次に時間に意識を向けたのが午前6時くらい。
この間に寝れたのは30分〜1時間ないくらいという認識。
ひたすら抱っこであやし、室内冷凍庫に用意された二つの氷枕を頻回に交換し。
オムツも変えて、母乳もやり、ミルクもやり…。

1日目して、否、時間的にはたかが6時間だが私はクタクタになっていた。

唯一の救いは、夫が届けてくれた優秀すぎる荷物。 
お子の必需品は完璧だったし、私のケア用品もしっかり入ってる!(着替え・汗拭きシート・食料等々)
ろくに連絡できなかったのに、よく準備できたな〜と感心しました。

加えて、お子の回復力に助けられました。
入院1日目の終わりには点滴を外してもらえた!(母乳とミルクで十分に水分確保ができていると判断されたため)
それから熱もなくなっていました。

夫とお子の優秀さに救われつつ、あの時これもあれば〜!と思ったのがこちら。

・抱っこ紐→ずっと横抱きはキツイ。四六時中両手拘束は勘弁。点滴が外されたらいけるはず。
・ティッシュ箱タイプで1〜2つあると尚良し。個室に備え付けのティッシュはなかった。洗面台にペーパーはあったけど、鼻かむのに使ったらめたくそ痛い。
・クッション→室内に椅子が二脚あるが、お子を横抱きしながらその椅子に座るのは難易度が高すぎました。クッションがあればまだいけたかもしれないという記憶。
・ネッククッション→まともにベッドで寝れるはずもないので、ちょっとうとうとしたい時に欲しかったです。

さて、ここまで回復したとて退院とはならない。最短でも丸2日は病院にいなきゃならない。(泣く)

書き忘れていましたが、個室のベッドは当然シングルベッドです。しかもちょっと狭いタイプのやつ。
お子用にと産まれたての子供を入れておくタイプのベッドを個室の中に持ってきてもらいましたが、使える場面は全くありませんでした。
ベッドの両側に柵があるものの、赤ちゃん専門のものではないので心もとない…。
あまりにも端っこにお子を置いてしまったら、落ちてしまうのではと気が気ではないのでなるべく真ん中に置いておきたい…あれ??私はどこで寝る…??となり、多少の睡眠はとれても眠った気になれませんでした。

入院2日目の8/3の思い出といえば、わずかな機嫌のいい時間以外はぐずってたということ。
そして何より嫌だったのが……。

入院してる部屋のすぐ目の前の公園で、夏祭りをやり始めたのです!!!!

弁明ですが夏祭りは大好きですよ???
もちろん、夏祭りを楽しんでる子供たちはいい思い出を作ってほしいと思っていますよ???

今いるここが自分の家で、子供も元気で、余裕があるならば。

でも今私は、休憩なし・風呂なし・まともな食事なしの最悪フルコンボを受けてる最中だ。
やっとこさ寝かせることができたお子が
「次はビンゴ大会です~~~~~!!盛り上がっていこ~~~~!!!」
という巨大ボイスアナウンスで起きてしまう……(しかも泣いて)

それが何度繰り返されたことか。
本当に勘弁してほしかったです。
あの夜ばかりは夏祭りを恨みました。

そしてもう一つ。母親の私的には重大なことが。
私は母乳があまり出るタイプではなく、お子が生後二か月の時点で母乳諦め気味でした。
それでも母乳からしか得られない栄養だとか、それによってお子が獲得できるであろう免疫だとか…そんなことを考えれば母乳をやめられませんでした。
でも付き添い入院中、上記のような状態で気が付いたら母乳を辞めてしまっていました。
お子に最後に母乳をあげられたのは「8/3の17時頃に15分間」。

この時あげたのが最後だったんだ~~~~~……

と、振り返ると非常に悲しくなりました。
もっと「これが最後になるよ」って自分も覚悟を決めて、吸ってくれてるお子にちゃんと向き合ってやめたかったんですよね。

まあしょうがない。

次の日もお子は同じような感じで、うんちやおならが出ずにお腹がパンパンなのか…泣き止まずに業を煮やした看護師さんが訪問してきてお子に浣腸をして去ってゆかれました。
他の入院患者さんや、看護師さん、お医者さん…周りに気を遣いながらの介抱辛すぎました。

しかしながら、お子の回復力のおかげで最短で退院できました!
ありがとうお子!!!

退院の日、請求書と明細を預かり、自動精算機で「200円」を支払って帰宅しました。
3日間入院して、いろいろな処置をしていただいてたった200円でいいのか…ありがとうございます……。

さて、付き添い入院の全貌はこのような感じでした。

帰宅したその日の深夜に、私は39度ちかくの高熱を出しました。
それでも維持で数時間後には平熱に戻せましたが。

帰宅後の疲労困憊の中、体調も崩し、それでも育児は続くよな状態がしんどかったですがやはり我が家って最高!!!
家にいられるのが一番!!!

と泣いた私でした。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
どなたかのご参考になりましたら幸いです。

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