【付き添い入院レポート】第一子が生後二か月で新型コロナウイルスに感染した話(京都市 京都第二赤十字病院)第一話

これを書いている現在、お子は一歳三か月を迎えました。
大変順調に成長しており、最近は一人で立ち上がってトコトコと歩けるようになりました。
そして専らトマトを食しております。

さて、そんなお子は生後二か月の後半に「新型コロナウイルス」に感染しました。
あれよあれよと付き添い入院することになった私。
入院中の壮絶な日々を思えば、日頃のお世話は「家にいられるだけ、家に帰られるだけマシ!!!」と思えます。
その呪文を唱えれば乗り越えられるほど、付き添い入院はまあまあの地獄です。

ちなみに赤子と付き添い入院経験をお持ちのママ友からも同様のコメントをいただきました。

近頃またも新型コロナウイルスが流行っているようですね。
感染が増大している変異株の「ニンバス」はオミクロン株が派生したものだそうで、特徴は「喉をカミソリで剃ったかのような強烈なのどの痛み」「水を飲むだけで思わず声が出てしまうほどの痛み」とのこと。
怖すぎる~~~~~!!!
こんな特徴をもつコロナにまた子供が完成したら?と大変に恐怖です。ハリポタマニアの私的には「ニンバス」と聞くと賢者の石でハリーがマクゴナガル先生からプレゼントされた「ニンバス2000」という名刀ならぬ名箒しか出てきませぬ。

それはさておき、当時を振り返りながら綴っていきたいと思います。
どなたかのご参考になりましたら幸いです。

寝かしつけ時に高熱に気が付き小児救急電話相談TEL

我が家は義実家と敷地内同居(住まいは母屋と離れで別)しており、お子は産まれてから毎日祖父母に会っています。

2024/8/2(金)の20時頃のことである。
いつものようにお子を寝かしつけようと、夫婦で取り組んでいた時だ。
夫がふと「なんか異常に熱くない?」と言った。
ちょっと熱いなと私も思っていたが、子供って熱いからこんなもんじゃ?などと思っていた私。(もっとしっかりしろや…)

体温計を首元に当てて測定してみると、なんと38℃以上!
高熱やんけ!!!!

まさか突発性発疹とかいうやつ!?
いやでもあれって生後半年~1歳くらいまでのやつだったから違うか。
だとしたらこれは!?

お子は予防接種デビューしていたので、かかりつけの小児科医は存在するものの、世も耽り小児科は閉まっている。

そうだ、こんな時のこれだ!
と、スマホのカード入れから取り出したのは京都府の「小児救急電話相談(#8000)」の啓発カードだ。
ひとまず電話相談しようと、夫にお子を抱っこしてもらった状態で私は#8000に電話をかけた。(この時点で震えている)

なお、この手の電話をかける時は筆記用具を近くに置いた状態ですることを全力で勧めたい。

女性オペレーター「小児救急電話相談です。お住まいは?」
私「京都市左京区です」
女性オペレーター「はい。いかがされましたか。」
私「子供が…!発熱しています…!」
女性オペレーター「お子さんのご年齢は?」
私「生後二か月です」
女性オペレーター「熱はどれくらいですか?」
私「38.6℃と高温です」
女性オペレーター「生後二か月で高温の熱となると、病院の受診を勧めます」
私「わ、わかりました…!」

ここで電話を切りそうになる私に夫がすかさず

夫「え!?どこの病院に行けばいいとかわかるの!?僕は知らないよ!?」

と。

言われてみればそうだ。
パニックな私と違ってちゃんとしてますね夫くん。ありがとうございます。

私「す、すみません。どこの病院を受診したらよいですか」
女性オペレーター「京都市の夜間対応病院を調べます。少々お待ちください」

1分後くらい

女性オペレーター「三件あります。メモのご準備は大丈夫ですか?」
私(してなかったので慌てて準備)「お待たせしました。お願いします」
女性オペレーター「一つ目、左京区の京都大学医学部附属病院、電話番号は…。二つ目、中京区の京都市急病診療所、電話番号は…。三つ目、上京区の京都第二赤十字病院、電話番号は…。以上です。いずれも受診可能か事前に確認をお願いします」
私「承知しました。ありがとうございました」(夫に目配せをしてもう聞くことがないかを確認)

電話が終わり夫と相談して、「中京区の京都市急病診療所」へ受診することに決めました。
そこへ受診可能かの電話連絡をしたことろ、予約が必要なわけでもないので来てくれればいいとだけお返事されました。
(なんで電話してきたん?くらいのリアクションでした。笑)

気が付いたら付き添い入院してた


京都市急病診療所へ車で急いで向かいました。
到着して病院に入ってみると、そこそこの人数がいました。
受付で事情を伝えたところ、月齢が小さすぎるのもあってか他の方と同じ待合室とは別の部屋(個室)に案内されました。
(この時点で、夜9時20分頃)

待っている間、お子はぐずっていました。高熱によるものでしょうかね。
診察自体にはあまり時間がかかりませんでした。


「安全のために入院したほうがいい」「この月齢の子は基本的に熱が出ない、急変しても対応できるように入院するのが適切」という病院の判断で、ここでは入院ができないから入院できる病院を探して紹介状を書くので…という展開になりました。


なのでこの時点ではウイルス感染の検査などはしなかったと記憶しています。

入院!??!?

とパニックになりました。
赤子の入院がどんなものなのか、この時の私は全然わかっていませんでした。
イメージとしては生まれたての赤子をガラス越に見守り、処方・お世話はお医者さんや看護師さんがしてくれる…みたいな……。
現実を知った今となっては、この甘ったれたイメージに謝罪を申し上げたい気持ち。

同じ待合室に戻り、しばらく待っていました。
そして「第二赤十字病院」の紹介状を持って移動したのでした。

第二赤十字病院に着き、お子をお医者さんに託しました。
ウイルスの検査や、何か他にも検査があるようで…。
この検査に結構時間がかかったような気がします。
何かしらの感染症の疑いがあります、とお医者さんから報告を受けた時点での時刻は午後10時45分。
点滴が必要な入院になるとのことで、この月齢では指先から点滴をしなければということで…点滴の処理をする部屋の中からお子の泣き叫ぶ声が聞こえてかなり辛かったです。
一旦お子が手元に戻ってきて、抱っこで寝かせていました。
レントゲン検査を残した状態であるものの、コロナ陽性であることが発覚したのは時刻23時45分。時間がかかりますね~。
レントゲン検査をするのはウイルス感染以外の何かがないかを確認するためのようです。リスクはあるものの、やった方がいいとのこと。

お子のコロナ陽性が発覚したあたりを書いていて、ふと思い出したのが数日前から祖母が「喉が痛い」という理由でお子との接触を控えていたことだった。
病院に着いてからもその話はお医者さんにしており、お子の陽性発覚を受けて「おばあちゃんもコロナの可能性が高いです」と言われました。

あれよあれよと入院をするべく病棟を移りながら、誰が付き添い入院するかの話になり必然的に私(母)になる。
アホな私はこの時点でもまだ付き添い入院がピンときていない。
ドラマとかでみる、夜通し手を握ってくれてたみたいなアレですか?
いやでも相手赤子なんですが何するんで???(全部だよ)

私はこのままお子を抱っこして入院する個室部屋に入ることになるので、夫は入院中に必要なものを今から病院へ届けてほしいという指示を受けた。
夫が一度に全てを渡さないといけませんか?と看護師さんに確認したところ、「いいえ。来られるなら、何度でもいいですよ」というニュアンスの返事をされた。
よかった~~~。旅行先でも「あ!これ入れてなかった~」とかよくあるもんね。
赤子の入院、つまりは実質的旅行のようなものであって、不足物とかわんさか出てきそうだもの。

お子と個室に入りました。
こんな感じの個室でした。

そして、お子の指先点滴はこんな感じ。

お子としばらく待ったところで、看護師さんから夫の届けてくれた荷物を渡されました。
荷物がくるまでの間にLINEでお子の陽性の件を報告していたところ、祖母も検査キットで陽性を確認したらしく…それを看護師さんに念のため伝えた。
すると、

「じゃあ荷物を追加で届けていただくのは無理ですね」

……えっ

………ええっ

えええええ~~~~~~~~~~………

「足りないものがあれば、購入いただく形になります」
「飲み物は自販機のものになりますが、代行します」

OKというより他ないが、頭では理解が及ばぬ。
そんでもって病院でどのような処置をするかの紙を渡されました。

ここまできて初めて気が付きました、付き添い入院する親が置かれる状態に。

・休憩なし→看護師さんがお世話を代わってくれるはずは到底なく、ワンオペ必須
・お風呂なし→真夏に地獄では??
・食事なし→有料ですが病院食を出してもらえるそう。でも私は断りました。ぐずるお子を一人で相手しながら普通食を食べられると思わなかったから。


こういう感じです。さあ地獄レッツスタート!
長くなりそうなので次回に続きます。

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