※当然の如くネタバレご注意です。
前回記事はミランダとスティーブへの激重感情の晒し場になり、内容がそれだけになってしまいました。反省。
感想①はこちら。

さて、反省はするものの今回もキャラへの激重感情を綴っていくので私も先は読めません。
嘆いてるな~と檻の外から筆者を眺めるイメージでよろしくお願いします。
ミスタービッグとキャリーについて
主人公であるキャリーの話の前に友人ミランダの方から書いてしまいましたね。←
キャリーのライター人生は今でも憧れです。
(とはいえ、コラムを書くのを仕事にするのはキツそう…)
そんなキャリーの運命の相手、ミスタービッグことジョン・ジェームズ・プレストン。

©︎Copyright 1998 HBO
シーズン6の最終話、キャリーの携帯電話にビッグから電話がかかりディスプレイに「John」と表示され、そこで初めてビッグの名前を知ったような気がしますが…合ってます???
ジョンだったんだ~~~~!難しい名前じゃなかった~~~~!
と思ったのが初手感想です。
ビッグを演じていたのは俳優クリス・ノースさんですが2021年に複数の女性から性的暴行の告発を受けて以降、すべてのドラマへの出演を取りやめ、活動休止状態にあるそうで…。
Oh…現実、ジーザスクライスト……。
SATCが好きすぎていろいろとリサーチしてましたら、サマンサ役のキム・キャトラルとキャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーの不仲説って結構有名らしいってことを知ってなんだかショックでした。不仲説が原因でサマンサが続投しなかったとする声もあった。
AJLTのシーズン2の最終話でちらっとだけカメオしてくれたサマンサですが、他3人と顔を合わせず撮影することを条件に出演を承諾したんだそうです。現実でも仲良しでいてくれとまではいきませんが…なんだかねえ。
全然関係ないんですが、海外ドラマgleeも大好きな私。
ドラマの中では結ばれなかった推し二人が、現実世界ではなんと結婚していたと知って「最高~~~~!!」といった直後に、まさかの男性側がDVをして片目をほぼ失明させ離婚したことがわかり「最低だ……」ってなった。
この間、わずか5分。
この感情の浮き沈みの激しさ、家を飛び出したばかりのラプンツェル。
あ、ラプンツェルといえば。AJLTでキャリーとエイダンの『それってどういう状態の関係?』と言わんばかりの二人を冷静に見てアンソニーが思わずキャリーに向かって「待つって何よ!あんたラプンツェル!?」って言うシーン大好きです。というか、アンソニーのキレッキレのツッコミシーンはどれも大好き。ミランダの毒舌同様、SATCの虜になったきっかけの一つはアンソニーです。シャーロットと話ながら公園を歩くシーンで、「あんたの話がつまんなすぎて歩きながら寝ちゃったわよ。我ながらすごい芸当。共通の知り合いの悪口言ってちょうだい」みたいな台詞がありましたがお気に入り。
そうだ、ドラマgleeといえばキャリー役のサラが出演していました!なんとヴォーグの編集長役で。ハマってたな~。サラが出てきたときは「え!?」って素で声出してしまいました。
話を戻そう。
ミランダとスティーブ同様に、キャリーとビッグの関係性もドラマの中でずっと丁寧に描かれていました。
私はキャリーの歴代彼氏たちの中でも断然ビッグ推しの人間だったので、最後は彼とくっついて結婚に至れて本当に嬉しかったです。(吹き替えを担当している声優さんの声がセクシーすぎんか???ビッグ好きは声優さん補正も多大にあると自覚している)
パリまで迎えに来てくれたの良かったな~~~~。
シーズン2で二人が別れたあと。キャリーの「私のことは2年振り回しておいて、私を振って次に付き合った25歳の女と5ヶ月で婚約ですって!?」は刺さったな~(視聴当時、結婚願望強めの独身だったため)
同じ30代になってからこのシーンを振り返ると、よりキツイなと思いました。25歳の女ってところが。
キャリーがビッグと友達に戻ろうとするも、ナターシャとの結婚つきつけられショックを受け…それでも頑張って友達として接しようとしてる頃にシャーロットはトレイと出会って熱々になってましたね。
こんな感じで、4人いるメンバーのそれぞれの恋愛展開を並列させてバランスとってるドラマの脚本、本当にいいなと今でも思います。
シャーロットがトレイとの出会いを運命だ~!って騒いでる、4人でトイレいるシーンのミランダが最高だった。
あんたとトレイは別に運命なんかじゃない。ただのタイミング。空車だっただけ。男はタクシーと一緒なのよ。そろそろ結婚したい、子供ほしいと思ったら「空車」って表示して走り回るの。それで次に乗せた女と結婚すんのよ。
つまりは、トレイが空車で走ってたところをシャーロットが乗車しただけって話のようですね。にしてもトイレでトレイの話……ややこしいな……。
話を戻そう(二回目)
シーズン3ではビッグがキャリーを忘れられない!って言ってて、シーズン6ではキャリーがビッグを忘れられない!と言ってて。この二人、他の人といるとより相手が自分にとって本当に必要だったと気づくみたいな演出が多いですわね~~~。
そう思うとAJLTでビッグがずっと生きたままだったら、また他の人に走ってより戻すみたいな展開になったのかな?それはもういいよってなるわね~~~。でも生きててほしかった~~~~
シーズン6でキャリーがミランダとの電話で「私っていつもこうなのよね。ビッグと比べちゃうの。ビッグだったらって。ああ、変な音鳴りだした、時間切れかなあ?」ってやつ。全てを物語ってる。AJLTでエイダンとまた付き合ってまた別れましたが…やっぱりキャリーの運命の相手はビッグしかいなかったんだよなと感じます。
ロシア人野郎を殴ってやる!と部屋まで急ぐビッグを追いかけて、キャリーが咄嗟にこけさせるも自分もろとも倒れ、顔見合わせて二人でげらげらと笑うシーン大好き~~~~~!!!永遠に見ていたい。
AJLTの第一話ラストでビッグが亡くなったのは相当にショックでした。
映画第二弾からAJLT開始までの間に二人の歴史があったのだと思いますが…それにしても第一話でって早すぎない!?
亡くなるのせめてシーズン1の中盤ぐらいにしてほしかったなぁあああ。ほら例えばさ、第一話で心臓発作の伏線をはっておいて、ビッグとキャリーで死を見つめ合って互いの死生観を話して…二人の出会えた奇跡を感じて…みたいな展開とかどうですか。そういうのにできなかったかなあ。
いやでもあれですね、自分の大事な人が急死して突然の別れがくる…そんな現実も実際に起こり得ますものね。そのあたりをリアルに描いているといえばそう。
ビッグが亡くなった後、ランプを通してキャリーに訴えかけてるって演出は個人的には好きでした。(実際はただのランプの故障で、それをキャリーがビッグの仕業と思い込んだだけ)
エイダンと寄りを戻した後とか、ダンカンと進展しそう?な時とか…故障した家電製品伝いでいいのでAJLTの最後までビッグの存在を感じていたかったです。(ポルターガイストでもなんでもいいよ)
それくらい私の中でビッグとキャリーの存在も大切なものでした。
キャリーが結婚した相手はビッグだけとなったSATCの物語。もちろんAJLTの後も生き続けるキャリーがまた誰かと一緒になるかもしれないが。
それをもってしてAJLTの最終話、ウェディングドレスランウェイを見ながら「結婚観」の話をするキャリーとシーマ、シャーロットとリサの場面。
ここまでAJLTをどちらかというと賛否両論いえいえ否寄りですと書いてきた私ですが、ここは!とても!よかった!!私の思うSATCの世界観だった。
結婚は当たり前にするものと思ってたというシーマ。なんで結婚するの?とキャリーに問う。
キャリーの答えはこう。
「結婚は私が選ばれた証」
よすぎたーーーーーー
ビッグとのことを振り返れば、ほんまそれねーーーー!!だった〜〜〜ァァァァ…
リサのネガティブ寄りな結婚へのコメント。「結婚がこんなものと知っていたら、結婚してた?」に対して笑顔で「ええ!絶対してたわ!」と返すシャーロットに心底安心し、今まさに結婚・家庭・育児のある私も見ていて救われた気がしました。
キャリーはさ。
ダンカンのことを「私の賢さを見てくれる初めての男」と言ってたけども、そうかなあ?
ビッグはずっとキャリーの賢さからくるユーモアのセンスとかライターとしての能力とか、しっかり見ててくれたと思うんだ。
エイダンは冗談でもキャリーの大事な服をンギャッと端に寄せたり、靴のことをなんか言ってなかったっけ??
それに対してビッグは映画でキャリーの大事な靴を取りに来てくれてたし…。
あれ???やっぱりビッグが運命なのでは???(だから結婚したんだってば)
SATC&AJLTのナターシャ
当時25歳設定だったナターシャ様。身長178センチで美人でハイセンス。まさに上流階級。
キャリーはナターシャのことを頭空っぽのバカ女とディスってた。
確かナターシャがスペルミスしてて、「バカだ〜!」って笑いながら電話してるシーン。あれ印象に残ってる。
ぶっちゃけバカなこと以外、貶すものがないからこその無理やりのディスで自分を保ってる惨めな場面というか。
でもわかる。
25歳の長身美人育ちのいい女性を前にしたら、「人生経験の少ないバカ(たぶん)」くらいしか貶せそうなことがない。その貶しの言葉さえ、自分を暗に年くってる上に歳による経験値以外は負けてると言ったも同然なのだから虚しい。
こういう女の本音のリアルさもドラマの魅力だったんよなぁ。さすがに50代になった続編ではこの感じはだせないかぁ。この頃はみんな独身、子なしだものね。
このころはドラマの視聴を始めた時の私は、ナターシャと同じ年頃だった私。
今はそれが逆転してキャリー達の歳になり、見返せば台詞がブッ刺さる。
25歳のハイソ女と結婚した元彼と彼の実家で不倫してたところを見つかって慌てて逃げたせいで相手に怪我をさせた34歳のキャリー。痛々しいにもほどがある状況。私たちはキャリー達視点で見ていますが、ナターシャの視点でみれば最低な行為ですよね。
ナターシャも思わず「キャリー!見えたわ!会ってるの知ってるのよ!!でもウチではやめて!!」って叫んでましたよね~~会ってるの知ってたんだ~~~……ビッグが隠すの下手なんでしょうかね?
ところでナターシャがキャリーを追いかけて口を怪我してタクシーに乗り込んでいくところなんですが、キャリーがナターシャと同じ後部座席に乗ろうとしたのを辞めさせようとしてました?(そう見えた)まあ夫の不倫相手に怪我させられた上に、タクシーで隣に座りたくはないわな。
こんなめにあったナターシャがAJLTに再登場してくれて、すごく嬉しかったです。元気にしててよかった。だってSATCナターシャを最後にみたのが、血を流しながらタクシーに乗り込んでったところですもんね。(そうだっけ?)
車から降りてきたナターシャ、めちゃくちゃ綺麗~~~~!!!びっくり~~~~!!

©︎Copyright 2021 HBO
20代で当時出演してたってことは、今40代後半くらいの設定???良~~~~~!!!!
スカートに手を突っ込んでビジネスTELしてる姿も様になってる。
ナターシャに100万ドルの遺産を残したビッグ。
「なんでナターシャに!?」ってキャリーは激昂してましたが、私的には「あんだけ酷いことしたんだから、それくらいするわな~」ってテンションで見ていました。むしろそんなに不思議がるキャリーが不思議と思うのは私だけです?
ナターシャに連絡するも無視され、インスタもブロックされるのは当然すぎて笑ってしまいました。
職場へ向かうナターシャをみたキャリー・ミランダ・シャーロット。
変わらず品のある彼女をみて「ぺたんこ靴なんか履いてる!」っていうシャーロットにすかさず「こんなやけくそなディスリ聞いたの初めて」っていうミランダのシーンは大笑いものですし、AJLTでも大好きなシーンです。
まさしくSATCで私が見てきたミランダだ~~!!!これこれ、これよ。
シャーロットは友達のために全力・猪突猛進なのは最高にいいのだけど、それが故に暴走して逆に「やめてよシャーロット!」とか「冗談じゃなく耳がずっとキンキンしてる」とか言われるのも大好きです。
まさか珈琲店のトイレで鉢合わせる展開になるとは。トイレが関わるのが多いドラマですねえ???
怒りのままキャリーを置いて去ろうとするも、手に火傷負ったのではと気にかけてくれるナターシャ優しい。しかも自分が飲んでた飲み物に残ってた氷を使って冷やそうとしてくれる……本当に優しい……。ここで子供が二人いることも判明。
これぞ続編の醍醐味ですね。
ナターシャのことも救ってくださってありがとうございます。
力強く逞しく、仕事に育児に邁進している今も美しいナターシャが拝めて最高でした!
次回予告
今回はキャリーの話で終わってしまいました~
と、いってもまだエイダンのことも、バーガーのことも、アレクサンドル・ペドロスキーのことも言ってなぁぁ~い!!
なのでまた小出しにしていこうと思います。
次の記事では、SATC・AJLTとこどもに関して書いてみたいなぁと。
過去の中絶経験、意図しない妊娠、妊活、不妊治療、乳癌のリスク、子育て……わああ~~すーぐ5000字いきそう~(笑)
ここまで読んでくださった皆様。
次回もよろしくお願いします。
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